千の手

私がお慕いしている仏様の中に
「千手観音菩薩様」はいらっしゃいます。




高野山やぶどう寺など
時折、訪れるお寺で
脚がふと立ち止まり
お話をさせていただくことがあります。




「あなたにもこの手と同じだけの力はあるのですよ」
と語り掛けてくださいます。





その度に
”なんと恐れ多い・・・”
と思っていました





しかし
その時はお言葉の意味を
深くは理解していなかったと
最近になって気づきました。




常に私達は自分の思い通りに
都合通りに物事を動かしたい
と思うのが常だと思います。




毎回、その通りになれば
幸せなのかもしれませんが




思い通りにならないことも
しばしばあるのが現実。




例えば身近なところで
家庭や職場の人間関係の中で
目的通りにことが運ばないことが起きたり
意思の疎通が上手くいかなかったりなど
あると思います。




自分自身の心に余裕がない時ほど
相手にイライラしたり
心無い言葉を投げつけてしまったり
重い空気を醸し出してしまったり
ツイツイ感情をぶつけてしまったりと
悪循環を生み出してしまうのも人間。





逆に
嫌味を言われたり
ガミガミ言われたり
感情をぶつけられたり




ついついそんな相手と
距離感を置きたくなること
もあると思います。




よく自分の周りの人をみれば
自分の状態がわかると言いますが・・・




「人は自分の鏡」




同じ波長を持つ者同士は
波長の法則にて
引き寄せられ集まります。




相手を責めることは簡単ですが



相手の嫌なところって
自分の中にも似たところが
あったりします。




見せられているのです。




起きている現実は
自分の潜在意識が
引き起こしているのですから。




えてして人間関係が上手くいかない人には
共通していることがあります。




「許せない」という感情。



自分も人も許せない。




許せないと思えば思うほどに
心も身体も頑なになってしまいます。



それが続けば「病」になります。



ゆるすとはゆるめること。




心も身体もゆるめれば
病はなくなります。





” 許せない自分に嫌だ”
と思っているならば
そんな自分をも許す。





”人を傷つけた相手を許さない!”
”そんなことをしたら
世の中の秩序が乱れるじゃないか!”
と思う人もいると思います。





しかし過ちは大小はあっても
どんな人にもあります。



そして許せない!という心の下には
傷ついたり悲しみがあります。




人それぞれ気持ちが癒えるには
時間は必要です。




ひとつひとつ
気持ちの移り変わりに添い
自分自身を見守ることも大切な過程です。




それを繰り返しながら
ゆるまっていくのかもしれません。




許せないと苦しいものです。
ずっとその物事に捕らわれ続けるわけですから
とても気力が必要なことです。






何故、千手観音は
救いを求める存在に対して
千の手を差し伸べてるのでしょうか。




もとい、千の手とはなんなのでしょうか・・・




私達はお互いに魂を磨く研磨剤同士。
角を削って丸くなるためには
自分を投影する鏡のような存在が必須です。




「相手をみて自分を知る」




感情を投げつけることがあって
失敗して自己嫌悪に陥っても




根気よく相手に対して
伝わるように話ができたのか
諦めずに
あの手この手と次の手を考えられたのか・・・
根気よく待てるのか





自分が試されます。





この諦めずに根気よく
あの手この手と考え行動することこそ
「千の手」であり
自分にとっての「学び」になるのです。





皆、自分以外の人間は師であり
同士であるのです。





年齢とか見た目で判断せずに
相手の奥にある魂を観ると
その人の「真」が観えてきます。




あなたにも備わっている「千の手」。





ご自身のために
大切な周りの人のために
遣ってみましょう。




すべてはあなたの中からはじまっています。




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